慈濟傳播人文志業基金會
この人生を無駄にしない
静思語
 「四弘誓願」に励み、確実な歩みで
 一秒も無駄にせず、歴史に足跡を残す
 

この人生を無駄にしない

世間の事相から教理を検証する

この世で法を広めるなら、必ず諸々の人、事、現象を見聞きした上で、この世の種々の境地と向かい合い、法を用いて自我を調整し警戒しなければなりません。七月三十日、法師は清修士との談話の中で、修行者の心境になって学んだすべての仏法で以て、諸々のこの世の事相に対処し、感謝の心であらゆる逆境に立ち向かい、自分の心を守るようにとおっしゃいました。
 
「逆境に遭った時は、感謝の心で受け入れるべきです。どんなに心の中で悩み憂い、プレッシャーがあっても、捉え方を変え、『事』の発生によって『理』を実証しているのだと感謝するのです。『事を以て理を顕す』あるいは『理を以て相を現す』のどれであっても、その全ては相助け合って成り立っているのです」。また、人、事、理に通じ徹すれば、人と人との間の付き合いはよりスムーズになり、結んだ縁は和やかなものになると、證厳法師は教えています。
 
文‧
 
法師は、「清修士は修行する過程で、福と智慧を同時に高めてゆかなくてはならなりません。この二つが二本のレールのように堅固であれば、列車を安全に運行させることができるのです」と教え励まされました。そして、「慧を修めることとは、道理に通じることです。福を修めることとは、その身が尽きるまで人々の中で奉仕することです」と言われました。
 
至る所に発心立願する人間菩薩がおり、喜んで愛の心で奉仕する人たちがいますが、方向を統一して、力を結集させる必要があります。清修士は重責を担って、出世の精神と堅い道心で積極的に世の志業に励まなくてはならないと法師は言われました。
 
法師は粽をたとえにして、社会の資源をもち米や食材、油、塩などであると話しました。慈誠隊員(慈済の男性ボランティア)と慈済委員(慈済の幹部ボランティア)は一枚一枚の粽の葉のように、全ての資源を調和させて集めているのです。包んだ後、清修士と宗教処スタッフが一本一本の強い紐のように、粽の形を整え、その上責任を持って、その紐を柱となる紐に結ぶことで、法脈宗門の中心に通じ、法脈宗門の精神とエネルギーを伝えなくてはならないと言われました。
 
「『誠正信実』は慈済人の法脈であり、仏教の『四弘誓願』でもあるのです。衆生無辺誓願度、煩悩無尽誓願度、法門無量誓願度、仏道無上誓願成。仏に学び修行するには必ず『四弘誓願』を身をもって実践するよう努めなくてはなりません。慈済の道を一歩一歩着実に、一分一秒歴史の中を歩みながら、この人生を無駄に過ごさず、大切にしなければなりません」
 
法師は「皆さんは清修士になると発心したからには、名利に執着せず、着実に衆生のために奉仕するとの一念を守らなければなりません。清修士には家庭のしがらみがなく、精舎はあなた達の家であると同時に、『如来の家』なのです」と諭しました。
 
台風九号が七月二十九日の夜、宜蘭県の蘇澳に上陸した後、翌日の早朝に中国の福建省に上陸しました。スタッフは各地のボランティアと連絡を取り合って、人手と支援資源を準備しました。法師は「風雨の中では困っている人々に寄り添い、平安無事な人とも連絡を取り合いましょう。各地との連絡ネットワークを確かめ、連結し合うように」と言われました。
 
法師は粽を作る時のたとえを以て、紐がしっかりしていると、竹の葉にしっかりと包まれた粽のようにあらゆる資源が固定されるので、先頭に立って導く者が紐を引くとすべてが一丸となって動けると言われました。今が紐と粽の葉により一つにまとまる時です。時間を無駄にせず、細やかな気配りでケアする時なのです。
 
 (慈済月刊六一〇期より)
 
NO.251