慈濟傳播人文志業基金會
子供を叱る前に
問:私の息子はとても反抗的です。前世の借りを取り立てに来たように感じるほどです。子供の挑発的な行動にどう対処したらいいのでしょう?
 
 
答:広い世界で、家族になることは何かの縁です。縁というものはとても不思議なもので、理解に苦しむ時がよくあります。同じ親から生まれ、同じように育てられても、なぜか一人は利発なのに、もう一人は反抗的であることがあります。これは「因縁」だとしか説明できません。
 
證厳上人はこう言っています。「恩返しするために生まれてきた子もいれば、親に修行させるために生まれてきた子もいます」。反抗的な子供に直面した場合、まず、「この子は私達にどう子供と接するべきかを教える先生になるために生まれて来たのだ」と喜び、次に、「この子は自己主張ができるから、社会に出ればきっとうまく立ち回れるだろう」と喜ぶべきなのです。
 
両親としても、家の中の雰囲気を考えなければいけません。夫婦関係はよいか。いつも一方的に考え方を相手に押しつけていないか。上人は「親は子供の模範です」と言っています。もし夫婦の関係に問題があれば、子供も自ずとそれを見て真似するでしょう。しかし、夫婦が反省して愛し合い、喧嘩しなくなれば、それはめでたいこと。子供はあなたたちを修行させるために生まれてきたのです。
 
 
これが本当ならば、次の方法を参考にしてください。
 
一、子供が反撥して怒り出した時、一時的にその場を離れてください。
仲のいい友人の家に行って気持ちを落ち着けたり、自分の好きなことをしたりしてください。そして、その場を離れる時は必ず穏やかな態度で離れてください。子供を大声で叱ったり、ドアを大きい音を立てて閉めたりしてはいけません。なぜならば、子供は私達が難しい局面に立たされた時にどう対処するかを観察し、学習しているからです。
 
二、気持ちが落ち着いてから家に帰り、子供に愛情を込めて手紙を書いてください。子供の長所を褒めてあげたり、反抗的でない時にどれだけ可愛いかを伝えるような内容です。そして、お互いの態度に注意しましょう。
 
自分が悪かったら子供に謝ったり、子供に間違いがあったらそれを指摘してあげ、やり直しのチャンスを与えましょう。手紙で子供の間違いを責めるのではなく、親の愛情を伝えることを心がけましょう。愛の手紙は衝突があってから書くだけでなく、日頃から書いてもいいものです。
 
三、毎日、子供が寝る前に抱きしめてあげましょう。子供が嫌がるのなら、肩をたたいたり、頭をなでたりしてもいいでしょう。寝る前の子供は心が一番優しくなっています。日常のことで褒めてあげれば、愛の夢路につかせてやることができます。
 
四、毎日少なくとも五分間は子供と話をする時間をつくりましょう。一分間子供の話に耳を傾け、一分間子供と本音で話し合い、一分間子供を祝福し、一分間子供のことを気にかけ、一分間子供を褒め称えるのです。
 
親を務めるのは難しいこととは言え、親子の縁は深くて変えることはできないので、私達は祝福の心をもってそれと向き合うしかありません。そして、子供が私に修行をさせるために生まれてきたことを思い出しましょう。
 
世の中には教えて良くならない子供はいません。いるのはいい教え方が見つからない先生や大人だけです。世界中の父親と母親が反抗的な子供と上手に向き合えるいい方法が見つかるよう祝福しています。
 
(慈済月刊六一〇期より)
 
NO.251