慈濟傳播人文志業基金會
戒を制度とし 愛で管理する
内に誠正信実を修め
外に慈悲喜捨の精神を発揮する。
 

健全な志業

 
十一月二日の教育志業役員会で、證厳法師はそれぞれの慈済学校の校長先生が設立当初の志を守り、誠正信実の原則の下に卓越した成果を出してきたことに感謝した。
 
「事は人によって成るため、志を持った人を必要とします。それで初めて理想のものができ上がるのです。全ての顧問と役員は長年、同じ理念の下に、慈済の教育に関心を寄せ、協力してきたゆえに、各学校に良好な教育規範を築かせることができたことに感謝します」
 
法師は次のように言った。「慈済は一貫して、戒を制度とし、愛で管理してきました。戒律を守るには自分の内に誠正信実を修めなければなりません。愛があれば、社会で慈悲喜捨を発揮することができ、教育志業の運営も同じことです」
 
「誠正信実は法脈の精神で、慈悲喜捨は宗門の精神であり、双方とも教育に根づかせなければなりません。四大志業は社会のニーズに沿って開設されたもので、社会のために強化し、より健全なものにしなくてはなりません。先生たちが慈済の法脈と宗門をよく理解して、同じ精神を持って進み、志業のために人材を養成してくれるものと期待しています」
 
文‧

お年寄りは宝物

 
「この世はとかく災害が多く、安心して暮らすことができません。自分を戒めて敬虔になり、立願して愛を奉仕するのです。お年寄りでも病弱な人でも、健全な心を持っていれば、体は健康になるものです」。法師は三日のボランティア朝会で、決意の気持ちさえあれば、困難は乗り越えられると言った。
 
八十二歳の苗栗の慈済委員、陳梅芳は相変わらず活発に、チームメンバーと共に家庭訪問ボランティアをしており、ケア世帯と家族同様の感情を築いている。
 
朱おばあさんには六人の孫がいるが、そのうちの二人は知的障害があり、ほかの四人はまだ幼い。梅芳師姐たちが朱おばあさんの所に来ると、まずおばあさんを抱きしめてから、持って来た食材で食卓がいっぱいになるほどの料理を作り、一家と豪華な昼食をとる。
 
「彼女は優しく人々の心に入り込んでいますが、容易なことではありません。一人ひとりのお年寄りは皆宝物で、私たちの側にある宝庫のように、学びきれない貴重な人生経験を持っているのです」と法師が言った。
 
 
慈済潭子病院のデイケアセンターが十月二十六日に起用された。百歳を超えた彰化の黄蔡寬師姐は慈済医療ボランティアとして式典に参加し、簡守信院長や養護ホームの二人のお婆さんと一緒に寿司を作り、人々に年輩者の活力を示した。
 
法師はこれを機に、心を開いて学習するチャンスを逃してはいけないと激励した。「彼女はいつも何事も心して行うため、技を学んで達人になれるのです。功能と良能を発揮して人の模範となるのです」と法師が言った。「社会のニーズに沿って、慈済は勇敢に責任を担い、慈善と医療に始まって今の長期ケアに至るまで、ボランティアは見返りを求めない奉仕をすると同時に、人同士の交流に歓びを感じ、自分の人生の目標を達成させているのです」
 
法師は昨日の教育役員会で、今年九十八歳になってもかくしゃくとして、視力も聴力も衰えていない楊思標教授を見かけたと言った。「彼は慈済病院や看護学校の建設を見守り、自らも慈済の活動に投入して支援してきました。今でも漢方医学と西洋医学の統合に尽力されています。昨日の会議の後、私の健康を気遣うとともに、健康維持に関する講演をしたいと言っていました。彼のような医学界の先輩には、まったく敬服し、敬愛しています」
(慈済月刊六一四期より)
NO.255