慈濟傳播人文志業基金會
天地間の最大エネルギー
寒い二月六日の深夜、花蓮が震度七クラスの強震に襲われ、青山緑水を望む四棟のビルが倒壊した。台湾各地から捜索隊が駆けつけ、地元の病院や慈善団体、各地からの善意の人たちによる綿密な支援のネットワークによって、被災者の人命救助から心身のケアサポートまで迅速に行われた。
 
激しい揺れによって、頑丈に見えた建物が傾き、物が粉々になった。人の命がいかに脆弱なものであるか、この大自然の警告によって知ることができる。多くの住民は家を失い、地震の恐怖の中、これからのことを心配している。山と海に囲まれた風光明媚な花蓮が塵に覆われたその夜、多くの人が傷ついた。
 
余震が続く中、捜索隊員は身の危険も顧ず、不眠不休で瓦礫の中から生命の痕跡を探し求めた。長年慈善救済活動に携わってきた慈済も、ただちに支援センターを立ち上げ、静思精舎の尼僧たちは徹夜で生姜汁とお粥を焚き、ボランティアが防寒用の毛布と共に被災現場に届けた。ついで臨時避難所で簡易ベッドを組み立てて被災者に提供し、必要な物を買うための慰問金を配付した。
 
ボランティアの中には、自らも被災して、家が重大な被害を受けていたのに支援活動を優先した者もいた。彼は薄い部屋着のまま飛び出した隣近所の人たちを見て、頑張って彼らを助けなくてはいけないと思った。ボランティアは深夜も第一線で活躍する救難の英雄たちのために炊き出しをして、激励した。北部、南部の慈済人は救済物資を送り、数百人のボランティアが被災地周辺の住民を個別訪問した。
 
二十年前の台湾中部大地震から、昨年のマグニチュード七・一のメキシコ大震災に至るまで、慈済には国内外の地震災害支援の経験が蓄積されている。被災者の苦境を我が身のことのように感じたボランティアは、被災者の立場に立って彼らのニーズを理解すると共に、「この世のすべての人は家族」とおっしゃった證厳法師のお言葉をひしひしと感じた。
 
今、慈済の心の故郷、花蓮で災害が起きた。静思精舎の尼僧やボランティアは総動員で、愛を以て現地の被災者に寄り添っている。温かい人情を倍に感じたのは、慈済が過去に支援したメキシコやトルコ、ヨルダン、日本など十数カ国から、お見舞いと祝福のメッセージが届いたことだった。法師は人々の愛のエネルギーに感謝すると共に賞賛し、それは名実共に「大愛で衆生に寄り添う」ことだと言った。
 
予測によると、今年は気候変動と地殻変動が激しい一年になる。年の初めに私たちはその試練を乗り越えた。絶え間ない愛の集結によって、人々の不安は薄れると共に、より多くの善縁がもたらされるであろう。この世に豊かな大愛が流れ、この世の最も大きなエネルギーになることを願う。
(慈済月刊六一六期より)
NO.256