慈濟傳播人文志業基金會
錬磨
人は群衆の中で良縁を結び、
錬磨するが、
仏道もそこで究めるのである。

元気を出して、新たな一歩を踏み出す

十四日間の台北への行脚中の二十四日、證厳法師は北区の慈済ボランティアに、高齢のボランティアたちは自分を年寄りだという感覚を捨て、五十歳分を「寿命宝蔵」に預け、豊かな人生経験を使って壮年の頃の精神で以て新たな一歩を踏み出すよう今一度開示した。
 
台湾在住の日本人、田中旨夫さんは一九一八年生まれで、今年百一歳になるが、慈済の養成講座に申し込みたいと言った。「私は彼が講座を終え、認証を授かるまで待っています。彼は百歳を超えていても、背筋はぴんと伸びており、彼より若い私たちはもっと頑張らなくてはなりません」と證厳法師が言った。
 
證厳法師は、人は誰でも仏と同様に悟りを開く智慧を持ち、仏の心の世界に到達して、無意味な煩悩や雑念で心が満たされないようにすることができると話した。
 
話を聞いていた多くの古参の慈済ボランティアは、これまで何度も慈済の災害支援活動に参加して来た。一九九九年の台湾中部大地震の緊急支援と大愛村の建設、そして学校再建プロジェクト「希望工程」の景観建設などにも参加した。自分の心から出た誠意ある行動は、どんなことでも経験したことは全て自分の人生における一幕となるのである。
 
「この世の苦難を目にし、人間菩薩の出現も見てきました。皆さんは、無縁の人の痛みを我が心に感じて慈悲を施してきました。まさにこの世の人は皆家族です。皆さんは、生命の共同体という境地に達しており、誰もが奉仕する過程で智慧を蓄積させています」
 
「『寿命宝蔵』が設立されたからには、誰もが若返って生命力を発揮し、活力を発揮して新たな人生を切り開くのです。皆さんが若い人を受け入れ、心を一つにすると同時に、お年寄りを世話し、お互いに励まし合って、共に慧命を伸ばしていくよう期待しています」
 
文‧

空の玄関口は宝の山

 
桃園静思堂で慈済ボランティアたちとの座談会が開かれた。證厳法師は《法華経 化城喻品》の経文、「様々な悪路を通り、やっと智慧の長者が神通力で作った仮の城に着いた。しばしの休息の後、再び宝の山に向かって歩き出した」という部分を引用して、桃園国際空港のある桃園は海外の慈済ボランティアが台湾に振り立つ最初の地であるため、現地ボランティアが一層精進して、来訪者に菩薩の模範を示し、「宝の山が近い」ことを感じてもらうと共に、仏法に対する信心を深めてもらえるよう期待している、と言った。
 
「桃園は台湾の空の玄関口であると共に、真の菩薩の宝塔です。深い情の繋がりと大愛を広めるとても良い縁に恵まれていることを大切にし、その機会を逃してはいけません。海外のボランティアはわざわざ台湾に心の拠り所を求めに来るのです。桃園の慈済ボランティアは一年間に心して学びに来た数多くの菩薩を送迎し、菩薩道での修行を成就させています。彼らに慈済の種子を持たせ、そこから無限に広げて衆生を救っているのです」
 
證厳法師は桃園地区のチームリーダーが、どんなに忙しくても勇猛に任務を引き受けていることに感謝した。単に任務を遂行するだけなら簡単だが、人にはそれぞれ気性と悪癖があり、幹部として多くのボランティアの先頭に立つことは容易ではないからだ。
 
「仏は悟りを開く前、菩薩道の六度万行を凡夫たる衆生の中で達成しなければなりませんでした。群衆と共に諸々の功能を発揮するには、できる限り多くの良縁を結ばなければなりません。苦労を嫌って責任を負うことから逃げてはいけません。絶えず錬磨し続けてこそ、光を放つ本質が現れるのです」と證厳法師は話した。
(慈済月刊六一六期より)
 
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