慈濟傳播人文志業基金會
四川大震災から十年
発生から十年が経過し、私は再び汶川にたどり着いた。世界中を驚かせた大地震の震源地である。二○○八年五月十二日午後二時二十八分、四川省汶川では地面が寝返りを打って天地を揺るがした。その威力は海の向こうでも揺れが感じられるほど強かったそうだ。三日後に私は台湾を出発し、慈済ボランティアと共にこの場所に降り立った。
 
●汶川の映秀郡漩口中学校は震災を語り継ぐ遺跡に指定されている。この震災により被災あるいは行方不明となった人は合わせて86000人、被災地域は10万平方キロメートルという台湾の3倍の面積に及んでいるという。
 
周囲を山でかこまれた被災地周辺では、外部と繋がる道路が壊滅していたので、救助隊はヘリコプターを使うか、二、三日かけて徒歩で山を越えるしかなかった。地震の被害は広範囲にわたっており、慈済の支援団体はその中でもとくに被害が甚大だった徳陽市、洛水郡、綿竹市を拠点に定めて支援を行い、学校と住宅の再建、地域への寄り添いケア、リサイクル活動の呼びかけに努めた。そうして始まった四川省への支援志業は十年後の現在も続いている。
(慈済月刊六一八期より)
NO.259