慈濟傳播人文志業基金會
ショッピングカートの中に 何を入れましたか?
自分のショッピングカートをのぞいてみましょう。
天然食材と加工食品の比例はどうなっていますか?
加工食品は避けづらいものですが、天然食材が代わりになるのでは?
そんな食物を食べなくてはならないかどうか、
実は私たちには選択の余地があるのです。
 
六歳の娘の睿佳は明るくいつも笑顔で、人を見るとあいさつをするので、大人は果物やお菓子などをくださいます。先日のクリスマスに、私たちがよく行く菜食レストランで精進料理を食べた時、レストランのおかみさんは睿佳にきれいなカップケーキをくださいました。ケーキのうえにはミルクで作ったクリスマスツリーがのっていました。
 
家へ帰ってから、睿佳がボックスを開いて仔細に観察して、「このミルクのクリスマスツリーは食べられるの」と聞きました。次の日の朝、流しにカップケーキの上のクリームがこぼれていたので掃除をしました。目が覚めたばかりの睿佳が、そのケーキミルクの緑色をしたクリームをじっと見ていました。
 
当日の午後、姪が私にジンジャークッキーを持ってきてくれました。その上に、同じ緑のクリスマスツリーのお菓子もあり、睿佳はその包装を解いて、「お母さんはジンジャークッキーの上のクリスマスツリーを食べる勇気がある?」と聞きました。
私が頭をふって真面目な顔でいると、彼女は「カップケーキの緑が、一晩過ぎてもまだ緑だから、顔料が入っていると思うわ。健康に良くないみたい」と続けて言いました。
 
「その上にあるクリームを取り除きましょう。ジンジャークッキーだけならいいんじゃない」と私は答えました。睿佳は私を見て、スプーンでゆっくりクリームを取り除いて私に聞きました。「お母さん、ジンジャークッキーのクリームも、カップケーキのクリームも、体に悪いから捨てるなら、どうしてわざわざクリームを加えるの? 無駄ではないの?」
 
私はこの生活上の小さな出来事を、栄養士の友人に聞いてみました。彼女は感慨深げに、「子供は大人より影響を受けやすいものなの。大人はこだわりが強くて、容易に自分の習慣や価値観を変えられないけれど。そうだとは分かっていても、実際に行動には移せないのよ」と言いました。栄養士でも、きれいな色のケーキや炭酸飲料、ソーセージなど、添加物の問題にこだわらない人もいます。
 
大勢の人は私に「あなたは栄養士だから、子供の健康に良い食べ物かどうか一目で分かるでしょう。いくら食品に成分表示が書かれていても、私たちはそれを見たってよく分かりませんよ。何が健康に害があるか知らないのです」と言いました。
 
この話は半分正しいといえます。家に栄養士の母親がいるからといって、子供の体が健康になるわけではありません。私の観察では、医療関係者であっても、健康な食事を重視しない人がたくさんいますから。
 
みんなから相談を受ける度に、多くの食品が天然のものではないと話しています。大部分の食品には添加物が入っているので、今は大勢の人がいろいろな慢性病にかかりやすいのは確かです。では、どうして病気になる人もいれば、ならない人もいるのでしょうか。
 
 
週末にスーパーへ行って食材を買った後、レジに並んでお金を払う時、職業病の私は人のショッピングカートの中にどんな食品があるか見てしまいます。大部分は美味しそうな加工食品です。ほかに加工肉類、スナック菓子、ドリンク、インスタントラーメン、砂糖とクリームの入ったドリンクに冷凍食品など……。多くの人は、天然の食品を買う比率が低いようです。
 
自分のショッビンクカートには、七十%の食品は天然な穀物、果物と豆、ナッツ類が占めています。そのほかの加工食品は豆腐と大豆加工食品、豆乳、ビーフンなどです。
 
ここまで書いて、私は何人の読者が自分のショッピングカーの中に置かれた天然食品と加工食品の比率を比べたことがあるか、とても興味が湧きました。加工食品は避けられませんが、もし、栄養価値が少ない加工食品が多いと思ったら、天然食材を代わりに使えるのではないですか? よく考えてほしいものです。
 
健康に関心を寄せる読者は、健康な飲食の鍵がバランス、多様化、新鮮な天然食材であることをご存じのことでしょう。幼い子供は心から疑問に思い、食べられる、または、食べられないとの決定をしたのです。私たち大人は子供の模範になっているでしょうか?
 (慈済月刊六一六期より)
NO.263