慈濟傳播人文志業基金會
万民が心を一つにした 輝かしい人間性
九月末にインドネシアのスラウェシ島で、マグニチュード七・五の強い浅発地震が発生して時、津波が発生して驚くほど多くの犠牲者が出た。これは二○○四年に発生し世を震撼させたインド洋大津波に次ぐもので、環太平洋地震帯に位置する島国であるインドネシアは再び津波に襲われた。
 
スラウェシ島地震発生後、慈済は直ちに災害支援にと慰問を開始し、台湾から一万枚の毛布、八トン余りの即席飯などを輸送した。インドネシアのボランティアも即席麺や携行食、飲料水、米及び衛生用品を持って被災地に向かうと共に、停電した村々のために大型テントとソーラーパネルを用意した。また同時に、慈済人医会は施療を行い、心身が傷ついた被災者が一日も早く回復できるよう願った。
 
慈済インドネシア支部は丁度、設立されて満二十五年を迎えたが、今回、順調に災害支援体制を整えることができたのは、二○○四年の震災支援活動の経験によるものであった。当時、慈済ボランティアは万難を排して十二トンの食糧と医療設備を被害の大きかったアチェ州支援に持ち込み、誠意と愛が現地政府の信頼を勝ち取り、後に百六十世帯の大愛村を建設した。
 
今回も慈済インドネシア支部の支援方式に基づいて、直ちに首都ジャカルタから災害支援チームを派遣して被災地のボランティアと一緒に査察し、被災状況に応じて緊急支援物資の配付と施療を行うと共に、住居と学校及び医療施設の建設という中長期的支援に関する査定をした。
 
世界を驚かせた今回の災難に対して、台湾や海外の多くの地域で慈済ボランティアが直ぐに寄付したり募金集めを始めた。例えば、台南のボランティアたちは「萬粽一心・インドネシアの被災者支援」運動を発起し、十月中旬にバザーに出す四万個の菜食チマキを作った。多くの地域の人や八二三水害の被災者が粽作りを手伝った。
 
「人助けできる人は幸せ者であり、台湾に福をもたらし、社会を平穏にすべきです」。證厳法師は科学技術がどんなに発達しても、人間は天災に立ち向かうことはできないと嘆いた。人々が敬虔な愛で助け合って初めて、災難の多いこの世に希望をもたらすことができるのである。
 
助け合いの力は災害が発生した時だけ必要なのではなく、目に見えない苦難にも寄り添うことが大切である。今年の八二三水害では雲林、嘉義県の多くの農村が長い間泥水に浸かったのだが、支援に行った慈済ボランティアと大林病院の医療チームは、身寄りのないお年寄りが少なくないことに気づき、慈済地域長期ケアのネットワークに登録した。
 
二十年前、慈済ボランティアの組織を地域社会に根づかせるために、法師は「里仁為美」の伝統的な美徳を発揚するよう呼びかけた。二十年来、ボランティアは政府の独居高齢者の長期ケア計画を引き受け、定期的に電話や訪問によるケアを行い、政府社会局の地域における出先機関となっている。本期の主題報道は、慈済ボランティアが社会の変化に応じて行ってきた独居高齢者に対する各種ケアの方向性と内容に関するものである。
 
遠方か近隣かに関わらず、苦難への寄り添いは全て、万民の心が一つになった輝かしい人間性の現れであり、社会の人心を結集させる安定した力なのだ。
(慈済月刊六二四期より)
NO.265