慈濟傳播人文志業基金會
子供に友達がいないことが心配
問:私の子供は学校での友達付き合いが苦手なのですが、私が手を差し伸べてもいいのでしょうか。
 
答:子供に友達がいないと、親としては焦ったり、手を差し伸べて手助けをしたいと思うのは当然ですが、絶対にしてはいけないことです。子供同士の単純な関係が、親の介入によって複雑になってしまい、ますます人間関係が悪くなって、場合によっては逆戻りしてしまいます。
 
それではどうしたら子供の人間関係を挫折から立ち直させることができるのでしょうか。次のような幾つかの方法が考えられます。
 

一、子供と一緒に状況を整理する

 
子供にどんな状況で一緒に遊んでくれる人が居なくなったのかを聞きましょう。グループ分けのとき、一緒になってくれる人がいないのか、放課後一緒に遊んでくれる人が居ないのか、それとも友達になることを妨げる人がいるのかです。そして子供が話している時は、急いで解決するために何か方法を教えようとしてはいけません。まず子供の話に耳を傾けてから、反問するのです。「これからどうするつもり?」という言い方で聞いてみましょう。子供は話している間に解決の方法を見つけるかもしれません。
 

二、子供を支持し、思いやる

 
子供が心の中の苦痛を言えたのは、今まで内心で戦ってきたからできたことです。こんなときに小さい子供だと抱いてあげるといいですね。大きい子供だと肩を叩き、「父さんと母さんは何があっても一緒に向き合っていくから心配しないで」という気持ちを伝えましょう。
 
決して古い話などを繰り返さないことです:「その子と遊んではいけないと言ったのに、全然話を聞いてくれないから」とか「誕生日にケーキをクラスに持って行こうかと言ったのに要らないというからこんなことになったのでしょう?」などと言ってはいけません。このようなことで問題を処理すると子供は自ずと「口を閉じて」しまいます。そして問題が起こっても二度と教えてくれなくなります。では、どうしたら子供に寄り添い、健康に育てることができるのでしょうか。
 

三、子供に寄り添い、いじめに面と立ち向かう

 
いじめは人間関係において最も困難で、解決しにくい問題です。下記のように分けられます:
 
言葉によるいじめ:嫌なあだ名を付けられる。言葉で傷つけられたり、からかわれたり、脅されたりするなど。
友人関係のいじめ:弱い者いじめをされる。うわさを流され中傷される。
性的いじめ:体や性別に関するからかい、性的嫌がらせを受けるまたは批判される。または性的に体を傷付けられる。
物理的ないじめ:一方的に相手を蹴ったり、殴ったりすること、また物を奪ったりするなど。
SNSでのいじめ:電話のテキストメッセージや、ソーシャルメディアなどで噂や中傷などの攻撃行為に晒される。
 
 
子供がいじめに遭ったとき、一緒にいじめのタイプを見つけ出し、子供の立場に立って支持します。そして子供に「沈黙していては分からないから、先ず担任の先生に支援を求める。自分に間違いはなく、間違っているのはいじめる方だと訴える。人が多い場所へ移動し、いじめる人にチャンスを与えない。いつもポジティブな態度を見せること。いじめる側は弱いものを選ぶので、自信のある態度でとれば、いじめる人は遠ざかっていく」ことを伝えます。
 
高校で教えていた時、クラスに人間関係がうまくいかない子供が一人いました。原因を追究してみたら、どもりが原因で他の生徒にからかわれたことから自分の殻に閉じこもってしまったのです。それを知った私は他の生徒とコミュニケーションを取れるように調整をしました。例えば家庭科の授業で調理のグループ分けをする時、親切な生徒に彼を誘うように頼み、ぜひ彼の料理を試食するように勧めてみました。その日料理ができると彼は顔を赤くして、どもりながら私に試食を頼んできました。私はチョークの粉だらけの手で彼の料理を受け取り、直ちに皿を空にしました。私もあまりの嬉しさにどもりながら、「ととととっても美味しい!」と言いました。顔を真っ赤にしながらも笑顔いっぱいの彼を見て、彼は人間関係の壁を突破したことが分かりました。
 
親愛なるお父さんやお母さん。子供の人間関係が平穏で、行き詰まった状態になっても自分で突破していけるようになるには、適度に手放すことと、肝心な時に全身全霊で寄り添って関心と愛情を持ち続けることが大切です。これが親としてやるべきことなのです。それ以外は、子供に自分で試してみてもらってください。
(いじめの部分の参考資料は「教育部校内いじめの予防と防止」を参照)
(慈済月刊六二七期より)
 
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