慈濟傳播人文志業基金會
慈済が国連実務に参与 国境なき使命 
慈済と国際社会の出会い
人道支援や気候変動、環境保全、若者の公益、女性の慈善参与などを軸に、世界的な主要プラットフォームで慈済ボランティアによる世界での慈善活動の軌跡を紹介することで、より多くの人が善行するよう啓発すると共に、善の輪を広げている。
アメリカ・ニューヨークにある国連本部の入り口ロビーには破れた国連旗が、周りに飾られた象徴的で意義のある各国からの寄贈品と対称的な印象を人々に与えていた。
 
イラクから持ち帰ったその紺色の旗は、二○○三年八月十九日に国連駐イラク事務所が車爆弾の襲撃に遭った時、現場に掲げられていたものである。その車爆弾による事件は国連史上最も重大な襲撃事件の一つになった。国連特使セルジオ・ヴィエイラ・デ・メロを含む二十二人が死亡し、負傷者は百五十人余りに上った。また、それは歴史上初めて、中立の国際人道主義団体である国連がテロ事件の標的となった事件でもある。
 
今年七月、私は他のボランティアと共に慈済を代表してニューヨークで国連永続発展ハイレベル政治論壇に参加した時、その破れた国連旗を見てショックを受け、『法華経‧五百弟子受記品』の経文を思い出した。フルナミタラニシがブッダの前で発願した言葉である。「最も険悪な場所に行って伝法し、どんなに罵られたり辱められ、叩かれ斬られても、この身で以て恩に報いるために法の犠牲になることを誓います」。
 
世界各地で災害が絶えず、助けを必要としている人や虐待されている弱者たちが増え続けており、人道支援はとても危険である。往々にして地上で最も危険または貧困な地域に出向かなければならず、様々な自然災害による劣悪な環境に直面するだけでなく、人同士の衝突地域では威嚇や脅しを受けたり、生命の危険に至ることもある。
 
今年、国連の報告によると今、人類が直面する危機の中でも地球の温暖化と極端な異常気象が与える生存への脅威が最たるものである。毎年平均して三・五億人が気候変動と関連のある災害で影響を受けている。生物の多様性が失われつつあり、食糧不足と貧困問題が益々深刻さを増している。そのほか武力衝突や暴力が生命に危害を加え、社会を崩壊させている為、約一・四二億人が人道支援を必要としている。
 
今年九月の国連総会でグテーレス事務総長は、「世界は重大な挑戦を受けており、一会員国や一組織で解決できるものではなく、皆で考え、行動しなければならない」と言った。国連は、組織の運営方式を調整しなければならないことを認識した。政府間の協調に頼るだけでなく、各方面からの協力によって専門知識と技術を得て、社会のあらゆる面でそれを発揮することで全世界に影響力を広めることができるのである。
 
慈済が国連の関連実務に参与することは、組織のプラットフォームで異なった国や組織と経験を共有したり、提言を行うことができると共に、世界各地で様々な永続発展プロジェクトの推進に参加できることを意味する。それはまた人類の福祉に尽力することであり、證厳法師が全ての慈済人に期待している「国境なき使命」を担うことに当てはまる。
(慈済月刊六三六期より)
NO.277