慈濟傳播人文志業基金會
真の友は多くなくても良い
問:時々自分がどっちつかずの人間で、団体に溶け込めない感じがするのです。学校でも多くの友人を作りたいのですが、そこをどう突破すればいいのか分かりません。
 
答:證厳法師は『人生経済学』という本に「時間、空間、人と人の間」を目標とするようにと書いてある。人と人の関係がどれだけ重要かが分かる。人類は集団動物であるから、人間関係の善し悪しによって、一個人の生涯が健康的な人生であるか否か、その影響力が分かる。
 
 たとえ大人であっても人間関係を気にするのだから、在学中の子供はなおさらだ。もしこういう悩みがあるのなら、子供はいくつか問題を以て自分を探索することができる。本当のあなたは賑やかな方が好きなのか孤独がいいのか?あなたは他人に受け入れてもらうために自分を変えることができるか?あなたは自然体にできる友情を大切にするのか、それとも無理に作ったものを求めるのか?あなたは虚栄心のために、ある団体に入りたいのか?
 
 もし上記の問題を全部慎重に考えた上で、やはり人間関係の難局を突破し、多くの友達と付き合いたいと思うなら、次の幾つかの方法を試してみるとよい。
 
 
1・分かち合うことを身につける:多くの家庭は一人っ子のため、無意識のうちに我儘な子に育てている。我儘な子の特長は、全ては自分の物で、他人が触ってはならず、自分だけが使用できると思っているところだ。すべての過ちは他人の過ちである。好き勝手に振る舞い、欲しい物はどうしても手に入れようとする。
 
 絶対に我儘な子になってはならない。他人と良い本やよい物、楽しい気分など、良いことなら分かち合うべきである。しかし、人の機嫌を取るためにするのではない。
 
2・人を思いやり、積極的に他人を手伝う:日ごろから思いやり、親切な言葉使いをする。礼儀正しい言葉を使って和気藹々の人間関係を作り、互いに尊重し合う態度を培うこと。例えば「〇〇君(さん)、今日は気分が悪そうね。お手伝いしましょうか」というように。
 
 毎日、何かをするよう自分に言い聞かせる。それがランドセルを背負う時に手を貸したり、落ちているごみを拾うことでも良い。あなたが誠意を以て熱意で奉仕すれば、皆それを見て、自然にあなたの友達になってくれるだろう。
 
3・謝る習慣を身につける:人は過ちを犯さないことは不可能であるが、自分に過ちがあった時はすぐに謝ること。意固地になってはいけない。同級生の間では、過ちを犯しても執拗に理由ばかり述べる人が一番嫌われる。最も好かれるのは過ちを素直に認める人である。だから自分が間違っていたと気づいたら、直ぐに「ごめんなさい」と言い、間違った行為を説明して責任を取り、許しを請うこと。こういう状況なら一般的には人間関係は修復できる。
 
4・自信を持つこと:私達には生まれつきの長所が備わっており、それに自信を持ち、毎日にこやかな笑顏でいること。私たちが自信に満ちた時、自然に多くの同じ性質を持った人と仲のよい友人になることができる。他人の顔色を見て自分を変える必要はない。社交的な交流のテクニックを培い、人と上手に付き合う経験を重ねると良い。
 
5・何か運動をする:運動は自分を輝かせ、運動場で走り回る時の笑顔は人を魅了する。運動は人にポジティブなエネルギーをもたらし、とても有益である。話すことも成すことも前向きになり、自然に多くの人が寄ってくるようになる。
 
 この世で知己は得難い。良い友を持つことが大事で、数が問題ではない。真に良い友人は私たちが困っている時に両手を差し伸べて助けてくれる人である。これこそが生涯で「必要」とする真の良き友である。それ故、子供たちの人生途上で、真の友情を持つ人に出会うよう祝福してあげることであり、そうなれば生涯の幸せである。
(慈済月刊六三二期より)
NO.279