慈濟傳播人文志業基金會
全世界の慈済ボランティアが動き出した
心を一つに疫病の終息を願う
 
新型コロナウイルスの感染状況について
  • 2019年12月上旬、中国武漢市で原因不明の肺炎が発生し、2020年1月7日に新型のウイルスが検出され、暫定的に2019-nCoVと名付けられた。その肺炎は「新型コロナウイルス肺炎」と呼ばれるようになった。2月11日、世界保健機関(WHO)は2019年の新型コロナウイルス感染症を正式に「COVID-19」と命名したことを発表した。
  • 2月18日の時点で、30の国と地域の7万5千199人が感染し、2千9人が死亡した。中国本土での感染者は7万人を超え、死者は2千人余りに上り、患者の殆どが湖北省、広東省、河南省、浙江省に集中していた。
 
隔離対象に対する支援
  • 台湾の衛生福利部(日本の厚生労働省にあたる)疾病管制署(疾病対策センター)の自宅隔離措置に従い、花蓮の慈済大学は香港とマカオから帰校した学生の対応にあたった。2月7日に学生寮一棟を隔離施設として用意し、看護スタッフは毎日積極的に電話で健康状態を聞くと共に、慈誠パパと懿德ママも学生に関心を寄せ、落ち着いて過ごすよう語りかけた。食事は学校が三食を届けた。
  • 政府のチャーター機で武漢からマレーシアに戻ったマレーシア市民ら合わせて百人以上の人たちは2月3日に隔離キャンプで14日間の隔離経過観察に入った。国家災害管理庁(NADMA)の要請に基づき、慈済ボランティアはケア活動に参加すると共に、日用品と乾燥食品などの物資を提供した。
  • 慈済アメリカ総支部は、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)およびカリフォルニア州危機管理局(OES)の要請に基づき、武漢より帰国したアメリカ人の世話を担当し、軍の基地での隔離検疫期間中、通訳と生活用品の支援に協力した。慈済ボランティアは2月17日から大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号から帰還したアメリカ籍乗客に対するカウンセリングプログラムに参加した。主に隔離された人の恐怖心と不安を取り除いて心を落ち着かせるのが役目である。
 
自国を守る
  • 台湾の7つの慈済病院は防疫レベルを引き上げた。世界中の慈済志業グループは防疫体制をとり、各支部の出入口には非接触型赤外線額温計とアルコール消毒液が用意され、全員がお互いを守るように配慮した。リサイクルセンターでは消毒を実行した。
  • 台南市白河区にある医療用品工場は、政府の要請でマスクの製造ラインを再開した。生産ラインは1日24時間、3交代で稼働し、機械技術者を除いて、品質検査から梱包まで全て軍が請け負っている。台南市経済開発局の支援要請に基づき、慈済ボランティアは2月10日より午前8時から午後4時まで生産部門に加わっている。
  • 心の防疫を呼びかけるため、慈済基金会は2月1日から公式ウェブサイトに「證厳法師の「今日の言葉」を載せている。慈済基金会は2月3日に「世界で幸せを祈る活動」を展開した。世界中の慈済人が各地の道場で毎日同じ時間に一斉に祈りを捧げ、疫病の災難を終息させるために菜食と斎戒を呼びかけたのである。
  • 静思精舍は2月7日から、毎日『観世音菩薩普門品』を唱えることで人心の安定と疫病の終息を祈願している。
 
医療スタッフへの支援
  • インドネシア、タイ、オーストラリア、アメリカ、中国、ロシア等の国の慈済人は現地でウイルス防護服、防護ゴーグル、手術用キャップ、メディカルキャップ、病床用シーツなどの物資を調達し、感染の深刻な地域の病院に送った。
  • 中国のボランティアは、最前線の医療スタッフを支援するために祝福の品や医療用品を寄付した。
●台北慈済病院の第一線医療スタッフは感染症予防に投入すると共に、疫病災害が早く終息するよう心から祈った。(撮影・范宇宏)
●台北市の八德リサイクルセンターでは、ボランティアが朝の作業を始める前に回収した資源と作業場を丁寧に消毒した。(撮影・廖慕南)
●マレーシアの実業家が寄付した医療用品は、クアラルンプールの慈済ボランティアがすぐに梱包にあたった。(写真提供・慈済雪隆支部)
●福建省泉州市のボランティアは、泉州市第一病院と晉江市病院の医療スタッフに五穀粉、オートミール、シリアル、ビスケットなどの營養食品を届けた。(撮影・黄國明)
(慈済月刊六四〇期より)
NO.281