慈濟傳播人文志業基金會
大愛で福を造り、善行する
慈済は世界63の国と地域に支部があり、新型コロナウイルス感染症が発生すると、各地の慈済ボランティアは感染拡大予防の行動に出た。愛の寄付金で防疫グッズを購入し、各地の第一線にいる防疫機関や貧困者に寄贈した。ウイルスは対象者を選ばないが、大愛の支援にも待遇の差異はない。
 
新型コロナウイルス感染症が社会の経済面に与えるインパクトによる個人や家庭の困窮に対応して、慈済本部は「大愛で福を造り、善行する」と題したケア活動を始めた。5万世帯の生活困窮者家庭に対して積極的に支援する他に、一般大衆からの報告も受けつけ、感染症の影響で突然
収入が途絶えた家庭を支援している。
 
 
マレーシア
 
◎文・林麗珍(マレーシア『慈済世界』月刊誌編集長) 撮影・梁倩宜(セランゴール慈済ボランティア)

仕事に行けず困窮した難民に食糧を届ける

マレーシア政府が外出制限令を発令したため、多くの難民が仕事を失った。仕事がなくては食べていけない。3月25日、ボランティアは慈済セランゴール支部と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が共同で運営している2つの難民学校の学生40世帯に1カ月分の食糧を届けた。
 
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アメリカ
 
◎文・錢美臻、何憶萍(ロサンゼルス慈済ボランティア) 撮影・趙嘉萾
 

感染症予防期間中、生活困窮者家庭への食糧支援を継続

「本当にありがとう!」とアメリカ・南カリフォルニア民衆教育協会(IDEPSCA)の責任者であるメーガン・オルティスさん(左から2人目)が何度も礼を言った。
 
2018年カリフォルニア州で起きた山火事の後、慈済は低所得者の世話をしているIDEPSCAと共同で中長期再建目標を立て、庭師や家政婦、清掃員をしていた出稼ぎ労働者の家庭が生活を維持できるよう支援した。
 
今年3月、アメリカは新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの業種で会社が営業を停止した。元々貧困ライン以下に属していた移民たちは収入を断たれ、食糧を買うことさえできないほど困窮した。カリフォルニア州の「外出規制」発令前に、ロサンゼルスの慈済ボランティアは急いで米やトウモロコシ、豆類、シリアル、野菜や果物の缶詰などが入った1週間分を超える大愛食料パックと新鮮な野菜を50世帯に届けた。
 
カリフォルニア州だけでなく、全米各地の慈済ボランティアは同じように外出規制が始まる前にできる限りの食糧を配付することで、経済的に弱い立場にある人たちが今回の感染症を乗り切れるよう支援した。
 
 
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中国福建省
 
◎文・黄徳欣(アモイ慈済ボランティア)
 

感染者隔離用ホテルが倒壊 救助前線を支援

 
3月7日夜、福建省泉州市で新型コロナウイルス感染者隔離用ホテル「欣佳酒店」が倒壊し、70人余りが閉じ込められた。福建省の慈済ボランティアは捜索現場の立ち入り禁止区域外に拠点を設け、24時間体制で炊き出しを行うと共に、直ちにアモイ市、福鼎市、福州市、江蘇省昆山市の慈済人と連絡を取り、エコ毛布と福慧ベッドを確保した。「最初、救助の前線から戻って休憩した時は地面に寝るしかありませんでした」と救助隊員の劉さんが言った。「今は折り畳み式ベッドと暖かい毛布があるので、随分助かっています」。5日間、慈済は560食の炊き出しと福慧ベッド246床、毛布760枚、エコカップ3千35個を提供し、3月12日の捜索終了まで支援を続けた。
 
(慈済月刊六四二期より)
 
 
 
NO.282