慈濟傳播人文志業基金會
純粋な愛を取り戻す

美と善の心を以て良能を発揮しよう

真心の愛を以て奉仕しよう

 

自ら願を立て奉仕しよう

 

「ボランティア精神というのは、誠正信実に基づいて真実の気持ちで時々刻々世の中の衆生のために尽くすことです」

柯文哲・台北市長は上人との朝食の際に、ボランティアについて話し合いました。

上人は、「ボランティアとは、興味をひかれたからすることでもなければ、一時的に行う活動でもありません。それは時々刻々他人に奉仕することを志し、全力を尽くして取り組むことなのです」と言われました。

慈済ボランティアのように、長年にわたって世界の至る所で奉仕し、無私の愛を国内外に広めていくのです。台湾においても、長い間資源回収を地域で行いながら、環境保全の理念を徹底させるため、町内の環境を整えただけではなく、人々の生活の質をも一段と向上させたのです。

「環境保全の理念を伝え知らせるためには、イベントをするより各地域の町内会で環境保全についての教育をしっかり行った方がよいでしょう。その理念を人々の生活に根を下ろすように導きましょう」

また、上人は次の例をあげました。屏東市役所は慈済ボランティアと手を組んで、資源回収の大切さやゴミ分類について各家庭に説明をするだけではなく、また、決まった拠点で実際にやって見せるのです。現在、屏東市の資源回収率が右肩上がりになり、ゴミの量も大幅に減りました。

「ボランティアは汚いことや悪臭を気にせず、誠意を以て時間をかけて、町内の人々を引率してきました。このことが環境保全の理念とリサイクルのよい習慣を培ったうえに、町全体もきれいになったのです。これこそがボランティアの精神だと言えましょう」

 

善を行い、苦しみから脱する

 

新店静思堂での展示会を企画するチームと談話しました。上人は、「世の中には実に苦難が多いです。幸い人間菩薩も大勢いて、寛仁で清らかな心を以て苦しむ人々に手を差し伸べているのです」

「善や悪、清浄と混濁とが混在するのがこの世の中です。静思堂で展示会を行うのも人間の美と善を伝達するのがもっとも大切だからなのです。道理を深く考えるように人々を導いて、人間の本質にある純粋な愛を取り戻したいものです」

「現在各地の慈済拠点で芸術品を展示したその意図は、単なる鑑賞のための芸術品ではなく、内容が豊富で人間として真実の美と善良な面を示すことなのです」と上人は強調されました。

慈済の道場は、ただの建物ではなく、全て真心を込めた情熱で成り遂げ、生気に満ちて人情があふれる場所です。

ネット張りが得意なボランティアの曾国豊さんと談話しました。上人は、「この世において、宗教の価値とは人生の宗旨で生涯の教育です。慈済が自分の宗門を設けたのも『慈悲済世』という修行の宗旨のためです」と諭されました。

そして、シリア難民の支援を例にあげました。ヨルダンの慈済ボランティアは、難民たちに生活を援助し、医療を必要とする難民に一連の手続きなどを手伝うようにするのです。トルコのボランティアは、現地の政府と手を組んで学校を設立しました。避難して来た子供たちが学校で教育を受けて、子供の心に善の種をしっかりと蒔き、怨恨をなくすように努めました。

上人は「慈済の宗旨とは、世の中の人々に、そして世の中の苦しむに奉仕することです。慈済宗門の精神とは、慈悲の心を以て害をのぞき、善を行って人々を苦しみから救うことです」と諭されました。

 

生命を大いに活用しよう

 

八仙楽園プールの粉塵爆発事故により火傷を負った人たちとその家族が慈済関渡園区に来ました。火傷を負った若者は、皮膚を損傷したため以前の自分とは違う容姿の変化に直面しなければなりません。上人は、「傷痕のため気を落としてはなりません。心が美しければ、物事の見る目もきれいになりますが、そうでなければ、心の働きも不健康になります。たとえ健全な身体を持っていても意味がないのです」と負傷者たちを励まされました。

リハビリの苦痛に屈せずじっと辛抱してやり遂げるように頑張ってください。これからの命を生かして、人を利することをしてください。「辛い快復期間を耐えてゆけば、命を大いに活用できるのです。自分が体験した悲惨な出来事を人々に話して人を救うなら、これこそが価値のあるもっとも美しい人生なのです」

この世には、常にさまざまな思いがけない怪我や病気が起こりえます。皆がこのような体験をしてきたからには、身に沁みて感じたことでしょう。そして世の中の愛と温もりが満ちていることも体得できたはずです。「大きな災難に遭って、生き残された人生を必ず大切に生かして、心身とも快復できたら、美と善の心を以て自分の良能を発揮するように」

これから自分の人生が幸運になるか、それとも不運になるのかは、一念によるものです。「その思いが前向きに変れれば、挑戦に向き合うことができ、希望ある人生が開けてくるのです」

上人はこのように語って若者たちを励まされました。

NO.231