慈濟傳播人文志業基金會
私の部屋の物に触らないで!
問:子供の部屋が腹が立つ程散らかっているのを見て、整理するように言っても、なぜ聞いてくれないのでしょうか?
 
答:家は花園のようなものです。子供は種子で、両親は庭師なのです。庭師が種を蒔いてから、自分の好みに沿って成長し、できれば真っ直ぐ伸びて、葉が茂り咲き、見事な果実を熟すことを望みます。しかし、時に子供は自分のやり方をしたがります。部屋の片付けがその例で、多くの親子が抱えている頭の痛い問題です。
 
部屋が散らかっている場合、親は先ず怒らないで、自分で反省してみましょう。子どもが小さい時、一緒に家事をさせましたか?身を以て教え、すぐに物を整理して見せたでしょうか?朝起きた時、布団を畳みましたか?物は決まった場所に置いていますか?もし親が身を以て教え、口で言って教えているのに散らかしている場合は、どうすればいいのでしょう?
 
子供と話し合い、部屋を片付けたくない原因を聞いてもいいでしょう。時にはその答えが両親には受け入れ難い場合もあるでしょうが、「散らかっているように見えても私なりのやり方があるのだから、勝手に触らないで!」という反応を示したとしたら、両親は整理を手伝った方がいいのか?それとも構わず放っておくべきでしょうか?私は、まず子供を尊重して、整理に手を出さず、道理を押し付けないことを勧めます!
 
但し次の原則を子供に厳守させてください。
1・部屋に飲み残しのドリンクや空き缶を放っておいてはいけない。食べ残しのお菓子や弁当箱もいけない。これらはゴキブリやアリを寄せ付け、虫を繁殖させるから、これだけは守らせる。
 
2・月に一回はシーツを取り換えること。以下のデータを子供に見せる。一週間洗濯しなければ、枕カバーや布団カバー、シーツには六平方センチ当たり三百万から五百万CFUの菌が繁殖する。一カ月洗わなかった場合、千二百万CFU近くに増える。一枚のシーツは約四平方メートルに少なくとも八億の細菌と一緒に寝ることになることを知らないわけにはいかない。また、布団カバーと枕などを合わせると、毎晩総計二十億個ほどの細菌と寝ていることになる。
 
子供が信じられないというなら、インターネットで調べさせ、しっかりしたデータがあれば、子供も納得するはずです。
 
イギリスの詩人サミュエル・ジョンソンは「習慣の束縛が小さい時は何も感じられないが、それが感じられる時には、既に堅固なものになり、抜け出すことができなくなっている」と言ったことがあります。習慣は身に付くと、変えるのが非常に困難だということが分かります。
 
 
子供に部屋の片付けを習慣付けるために、私から両親に幾つかの提案があります。
 
一、親子が決まった時間に一緒に部屋を片づけることで、興味を引いて自主的に整理させるようにするのです。例えば、一回整理したらゲームで遊ぶ時間を何分増やすというように決めれば、だんだん習慣化して自然に部屋を整理するようになります。
 
二、余分に幾つか整理箱を用意し、子供にその都度、元に戻すことを習慣付けます。整理箱にマークを貼るといいですね。おもちゃ箱、雑物箱…というように、子供にはっきりとどこに入れるか分かってもらうのです。
 
三、何回失敗してもトライさせましょう。子供の部屋が散らかっても、「できないだろうと分かっていた!」などと言って怒ってはいけません。悪い習慣が身についたのは一両日のことではないので、直ちに変えられるのもではないことを理解しましょう。両親の揺るぎない意志がなければ、子供の悪い習慣を直すことなどできません。
 
證厳法師は「運命に恵まれるよりも良い習慣を身に付けた方がよい」と言っています。親として養育の責任を果たしても、自分の思う通りに子供を成長させることはできません。しかし、人生を変えるには良い習慣から始めなければなりません。家族にそのような子供が現れたら、その子は私たちを修行させに来たのだと思い、励まして長所を褒め、時間と余裕を与えて、ゆっくり変えさせていくのです。そうすれば、よい習慣は知らぬ間に生活の中に溶け込み、子供は更によい習慣で以て好い人生を築いていくでしょう。
(慈済月刊六三九期より)
 
NO.287