慈濟傳播人文志業基金會
試練や困難を堪える
人、事、物に誠実な心で対応し、敬虔な心で仏法に精進しよう。
 
まちがった生き方をやめ
正しい道に戻る
 
アメリカ·カリフォルニア州で発生した森林の火災は、すでに隣のオルゴン州とワシントン州にも広がり火の勢は抑えられない状態になったようです。
朝会の時、上人は、「地球における森林とは、人間の身体に例えれば肺のようにとても大切な器官です。地球の肺が再三にわたって傷つけられていれば、大地は健康な状態ではいられないでしょう」
「人間の身体も新陳代謝がよく、血液の循環もよければ健康ですが、そうでなければ病気が生じやすくなります。地球も地水火風といった四大に不調和を来たしたために災難を生じたのです。世の中が平穏になるためには、まずは人々の心をしずめ自分の行為を自制することが大切です」
中国·天津の港で多くの死傷者をもたらした大爆発によって、空気中に有毒の化学物質が飛散した状況は恐ろしいものです。また、タイのバンコク市内にある四面仏寺に爆弾が仕掛けられ、大勢の死傷者が出たため人々の間に不安が募りました。「世の中では常に善と悪が綱引きをしているようなものです。平穏な社会になるため、日頃の心の持ち方を変えなければならないのです」と上人はお話しになりました。
「心が無明にとらわれて、真理を悟ることができないのは、あたかも人が長い夜に夢を見ているかのようです。天災や人禍を減らすため、人々が素直な心を養って深く戒を守ることを望みます」
精舎で毎朝三時五十分の起床時間に板をたたいてみなを起こしたり、また、朝のお務めの時間を知らせるため鐘や鼓を鳴らしたりするのは、人々が時間の大切さを心にとどめるよう喚起するためです。そして心して仏法を聞けば、自ずと心は穏やかになり、不安を感じたり焦ったりすることもなくなります。「皆が根気よく勤勉に習った仏法を、迷っている人々の心に展転して伝えてゆくよう願っています」
 
一念を転化し
 
日本の慈済ボランティアは月に二回、ホームレスに温かい食事を提供しています。七月のその日は気温が三十八度の猛暑でした。日ごろクーラーの効いた家で過ごしているボランティアたちは、汗まみれになって尽くしていましたが、ホームレスにわずかでも食事が提供できることを嬉しく思い、心にぬくもりを感じました。
「内湖慈済環境保全ステーションのボランティアの中に、富裕層に属するITの実業家がいます。かつてとても豊かな生活をしていましたが、慈済を知ってからは毎朝早起きして仏法を聞くようになり、そして、自ら専門の分野を生かして環境保全ステーションを先端技術の展示場所に化しました。そして、環境保全の理念について、見学にきた人々に伝え知らせたのです」と上人は、台湾での例をあげました。「習気を是正するのはさほどむずかしいことではなく、一念を転化することによって成し得ることができます。かつては裕福な暮らしを追求するばかりでしたが、今は、仏法を胸にして熱意を持った奉仕の人生に変わりました。炎天下で行われた奉仕活動さえも歓喜の心と共に幸福感を覚えたのでしょう」
世の中のあちらこちらで災難が発生する昨今、自らとらわれのない心を護って、警戒心を高めなければなりません。「人や物事に誠実な心で、仏法を敬虔な心で精進するように。また世の中のさまざまな苦難を受け入れ、常に衆生のために力を尽くせれば、自然と仏法の喜びを十分に感じとることができるのです」とみなを励まされました。
 
(慈済月刊五八六期より)
NO.228