慈濟傳播人文志業基金會
賛同し、感想を分かち合い 皆を誘って始めよう
【環境ボランティアとリサイクルの歩み】
 
林維揚、蔡雅純
 
高雄市在住
ビーガンベーカリーを経営
環境ボランティア歴5年
 
多くの年配ボランティアがリサイクル拠点に通って作業しているのを見ると、ある疑問が浮かぶかもしれません。「若い人ならどうするだろう?」。
 
「平日は仕事があって、休みの日はゆっくりしたい。若い人と年配の人では気持ちの上で差があるのです」。「八十年代前半世代」の高雄ボランティアの林維揚(リン・ウェイヤン)さんは、若い人を慈済の環境保全活動に誘いたいのなら、先ず彼らにエコ活動はかっこいいことだと思ってもらうようにすることだと言いました。「実は生活態度次第なのです」。
 
林維揚さん、蔡雅純(ツァイ・ヤーチュン)さん夫婦は、二〇一七年、高雄の若者ボランティアと一緒に「静思太鼓チーム」に参加し、「軽発孝読書会(孝行を啓発する勉強会)」を立ち上げて『父母恩重難報経』の教えを勉強すると共に、SNSを通じて若い人との交流を増やしながら、慈済の理念を伝えています。
 
ソーシャルメディアでは、ベジタリアンに関することの他、リサイクル活動や海岸の清掃など環境保全に関する最新情報を多く載せており、これほど注目されているということは、皆が気候の変化を強く感じているからです。
 
「私たちは以前、イギリスで勉強していて、後に機会があって再び訪れた時にはもう大きく変わっていました」。夫婦は二〇一八年にロンドンヘ旅行した時、以前の夏は高温でもせいぜい、摂氏二十一度か二十二度でしたが、その時は既に三十度を超えていました。公園の芝生も黄色く枯れて、気象と光景は全く変わり果てていました。「本当にみんなの関心が必要なのです!」
 
 
リサイクル活動を定着させようと、夫婦二人が高雄でベーカリー工房を始めた時、地元の有機食材を使ってカーボンフットプリントを削減するよう努め、店ではビニール袋や紙袋を提供せず、お客さんにエコバッグを持参するよう呼びかけました。
 
日々の生活の中で自分が実行すれば、人々に呼びかける際も説得力があるものです。「軽発孝」の集まりでは車の相乗りや自転車を利用し、外出時はコップ、茶碗、箸を必ず持参します。夫婦とも時代に沿って電子商取引における商品梱包の問題についても呼びかけました。
 
「去年の『独身の日』を前に私たちは、ネットショッピングで多くのゴミが出ることに注意してほしい、と呼びかけ合いました。例えば小さな商品一つを購入しても大きな箱に入っており、箱の中は商品が幾重にも包まれています。この事をLINEグループで情報提供し、配送がどれだけのゴミを出すのかをみんなにも理解してもらいました」。
 
SNSで環境保全に関する写真や動画、情報や関連サイトなどをシェアしたり、チームで慈済のリサイクルセンターへの参加を呼びかけ合う他、海岸の清掃は欠かす事のできない活動です。リサイクルセンターはゴミを宝にするだけでなく、大衆を教育する機能を持っています。
 
「父は慈済が鳳山で環境保全活動を広めた当初のボランティアの一人で、私も小さい頃から手伝いに行っていました」と当時のことを思い出しながら、あの場所は自分にとって遊園地のようなものだったと語ってくれました。今、彼女は改めてリサイクル拠点に通うようになり、着実に仕事をしています 。
 
今年は新型コロナウイルスの影響で、高雄の静思太鼓チームは予定通りに活動はできませんが、機会があって若いボランティアを誘い、毎週土曜日の朝に鳳山連絡所で回収物の分別や果物を入れるビニール袋の整理をすることにしました。人手が増えると、より早く終わらせることができ、毎回参加してくれる若いボランティアにとっても自分の生活習慣を見直し、ゴミを減らすことを考えるきっかけになりました。さらにSNSに投稿して広めていくうちに、より多くの人に共感を持ってもらうことができました。「私たちは若い人たちに呼びかけるチームです。その影響力で、呼びかけが更に広がって欲しいと思っています」。
(慈済月刊六四五期より)
 
 
 
No.286