慈濟傳播人文志業基金會
日系企業管理職の多元的思考力と交流
中国語と日本語という二つのスキルと日本での生活経験から、就職するための基礎が固まった。文化に違いがあることを知っていた彼女は、独断的な行動を避け、広く様々な意見を受け入れるようにした。
 
私は日本の文化にとても興味があり、中学の時から日本語を独学で学び、高校の時には日本文化研究サークルの部長になって、日本の最新の流行を研究した。慈済大学の東方言語学部日本語学科に入った時、中国語と日本語の両方ともが学科の必修科目だったが、日本語の授業が他の大学よりも進度がやや遅れていたので、私は少し困惑した。
 
今になって考えると、中国語と日本語の二科目を履修したのは正解だった。日本の言葉と文化を学んだほか、中国語の精髄を日本語に取り入れることができるからだ。特に今は日系企業に勤めているため、中国語と日本語を分かりやすく表現豊かな文章にしなければならないことが多々ある。そういう時、慈済の人文教育には日本の伝統思想と似通った部分が多いので、役に立った。
 
荘媛棋(ソウ・エンキ)さんは、大学時代に中国語と日本語の二学科を履修したことと、国際交換留学生の経験を職場で活かしている。
 
大学三年生の時、学校の国際交換留学生に選ばれ、学校を代表して京都佛教大学に就学した。初めは自分の日本語力が足りないのではないかと心配したが、毎日強制的に聞き、話し、読んだことで、二、三カ月後には大分慣れ、日本語で思考する習慣が身に付き始めた。それに加えて、世界各国からの留学生と交流した。一年間のこのような留学体験により、その後の就職活動では日本語の会話の面で力を発揮することができた。文化の違いに気がつくので、物事に対して多元的な思考ができるようになり、独断専行せず、周りの人の意見をよく聞いて、それを統合してから判断するようになった。
 
日本語というスキルと日本での生活体験は、職場での基礎固めに役立った。日系食品会社の台湾支社で総務のアシスタントを務めていた当初、本社の社長が台湾に来た時には、通訳アテンドを担当した。
 
元々、色彩や化粧品産業に興味があったので、そのあと日系の化粧品会社でマーケティングに従事し、半年後には化粧品の宣伝と広報次長になった。メディアとの共同作業や広告の文章を書く以外に、日本語の雑誌に載っている化粧品に関する文章を翻訳した。ブランドの知名度アップを図りながら、常に流行の趨勢を掴むことが大切だった。
 
新社会人にとって、最も重要なのは「洞察力」と「思考力」だと思う。仕事上で遭遇する困難は、大半が学校や本で学ぶことはできず、いつも失敗から学ぶしかない。最も大事なのは洞察力と思考力で自分を強くすることだ。失敗を恐れず、勇敢に学習する態度を身に付ければ、仕事は益々、順調にいくものである。
 
「人生諦めが肝心」と言うが、逆境に遭ったからといって投げ出せばいいわけではない。人生に一本の道しかないと思い詰めずに、今の環境が思い通りのものでなくても、そこで観察し、思考して再選択すればいい。道は歩けば歩くほど広くなるものである。
 
【職場にもって行く高学力】
●「洞察力」と「思考力」を使って自分を強くすれば、失敗を恐れないばかりか、
  失敗することで学ぶことができる。
 
 ●適時に放棄するのも大事な事。なぜなら人生の道は一本しかないのではないから。
(慈済月刊六五一期より)
No.292