07・01
◎4月にアルゼンチン北部のトクマン州ラマドリド町で豪雨が続いたために隣接したマラパ河が氾濫し、約6000人が被災した。慈済ボランティアは何度も視察した後、7月1日に冬季の配付活動を行い、614世帯の被災者に毛布と緊急支援金を配付した。
◎仏教慈済慈善事業基金会は慈善志業のさらなる組織化と発展をはかるため、顏博文氏を基金会執行長に招聘した。任期は今日から2020年6月30日まで。顏博文氏は聯華電子の前執行長で、第21回「国家傑出経営者賞」及び2016年「SEMI永続製造業傑出リーダー賞」を受賞している。
07・04
台南慈済高校のマレーシア交流チームがマレーシアに向けて出発した。4日から14日までの11日間、国際交流とボランティア奉仕の勉強を行った。血液透析センターでの腎臓疾患患者への見舞い、家庭訪問、現地学校との交流などを行った。また、ピンワ高校と覚え書きを取り交わし、2013年に始まった姉妹校提携を延長した。
07・07
◎フィリピン中部のレイテ州で6日、マグニチュード6・5の表層地震が発生した。オーモック市の現地ボランティアが7日、見舞い活動を行うと共に重度被災地のカナンガ町を視察し、8日、毛布と米を79世帯に配付した。
◎慈済科技大学看護科教師と学生のチームが「連動式安全採血針」を開発し、「2017第31回東京イノベーションジーニアス発明展」で金賞と特別賞を受賞した。
07・08
新北市汐止区で慈済ボランティアが2日続けて延べ100人以上を動員し、慈済の長期ケア対象の潘さんの家屋を修繕した。雨漏りの問題を解決すると共に、家の内外を清掃した。1988年に始まった潘さんのケアは既に3代目のボランティアに引き継がれている。
07・09
◎台北市大同区で一人暮らしをする潘お爺さんは、慈済の長期ケア世帯。以前は屋根裏に住んでいたが、近年脳梗塞で身体が不自由になり、数回転倒すると共に家の整理ができなくなっていた。慈済ボランティアは6月28日に定期訪問した時にお爺さんが再び転んだことを知り、家主と相談して一階に引っ越すことにした。7月1日、引っ越しの予定を家主と近隣に知らせ、4日と5日に慈済ボランティアのチームがお爺さんと家財道具の処理方法を確認し、9日に23人で引っこしと清掃を行った。
◎慈済大学付属小学校は9日から17日まで「韓国海外人文教育交流」を行うことになり、24人の教師と生徒がソウルの海成女子高等学校、慈川小学校、北安小学校を訪れ、韓国の伝統文化を体験して学ぶ。中でも14日は張興源ソウル市議の協力で、ソウル東踏初等学校と児童映画国際交流MOUに関する取り決めを交わした。
07・10
フィリピンレイテ州で起こった地震被災者への支援活動を行うため、マニラとタクロバン、ボホール島のボランティア10人がオーモックに向かった。台湾からもボランティアの張文郎、黄福全と花蓮本部の職員3人が空路で災害支援に向かった。
07・11
フィリピンレイテ州地震被災者に対する慈済の災害支援チームは11日から13日までタンゴナン、カバオナン、ミラグロの3カ所を訪れ、米と毛布を1177世帯に配付した。
07・14
フィリピン・レイテ地震の後、慈済ボランティアはオーモック市を訪れて被災状況を視察した結果、一部の避難所が連日の雨で地面がぬかるみ、じめじめしていたことを知り、14日と15日の2日間、折畳式多機能福慧ベッドを配付し、ドロレス村、ロナ村、オーモック市立病院、サンパブロ村、DFミシア村、ゴアス村などに避難している住民を支援した。
07・15
アメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラで森林火災が起き、現地政府は非常事態宣言を出した。慈済は赤十字社の通報で被災者が支援を求めていることを知り、ボランティアが15日と21日に避難所を訪れて被災者に現金カードと毛布を配付した。
07・16
カナダ・ブリティッシュコロンビア州で森林火災が続き、政府は非常事態宣言を発令すると同時に、アッシュクロフト先住民保護地区とレイクウィリアムの住民を避難させた。慈済カナダ支部は災害視察の後、16日からカムループス市マッカーサーアイランドパークの復旧センターで漢方医の施療を行い、被災者と救助人員を診察したり鎮静作用のあるお茶を提供した。
07・17
フィリピン・オーモック市の現地ボランティアは17日と19日、ロナリ、 DFミシアリ、 オーモック市立病院、 ドロレスリ、 サンパブロリなどの避難所を訪れ、レイテ地震で避難したダナオフリの394世帯の被災者に米と毛布、衣類を配付した。
07・18
◎花蓮の著名な観光場所である七星かつおぶし博物館で早朝火災が発生し、売店が燃えたが、けが人はいなかった。慈済基金会は17人のボランティアを動員して現場を見舞い、ミネラルウォーター10ケースとパン100個、弁当30個、果物2ケースを支援して、警察や消防署員、地域住民を元気づけると共に、隣接した3世帯の住民に見舞金を届けた。
◎台中市逢甲商店街の西屯区西安街にあるレストランでガス爆発火災が発生し、両隣の2軒の商店と向かいの住宅6軒が被害を受け、1人が死亡し、14人が負傷した。慈済基金会はボランティアを動員して火災現場の住民を見舞うと共に、5つの病院を見舞って負傷者と家族に見舞金を配付した。2日間に延べ60人が動員された。
◎慈済大学とフィリピンのサントトーマス大学は姉妹校の締結を行い、それぞれ楊仁宏医学部長とローデス・ドミンゴマグリナオ医学部長が契約書にサインした。
07・19
台北市陽明山仰德大道3段で複数の車による事故が起きた。原因は生コン車が6台の乗用車に衝突し、6軒の住宅にも波及して4人の死者と9人の負傷者を出す惨事となった。慈済基金会は見舞い活動を展開し、100人以上のボランティアを動員して5つの病院に負傷者と家族を見舞い、見舞金を届けると共に死者への助念(8時間念仏を唱え死者を弔う台湾の風習)を行った。一方、事故現場を訪れ、ミネラルウォーター10ケースとスポーツドリンクを警察や消防人員に提供した。
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