慈濟傳播人文志業基金會
小さな部屋に住み、広い世界に生きる
Profile呉大友 93歳  
家計の財源:政府の補助、アルバイト
 
●呉大友さんは耳も目もよく、永遠の腕白小僧のよう。インターネットでニュースを見たり、音楽を聞いたりしている。何年か前、八十を過ぎた彼は町で宣伝のチラシを配ったり、看板を掲げたりもした。何とか自力で生活している。

 

呉大友さんは毎朝四時半に起きる。天気が良ければ外へ出てボランティアやアルバイトをし、そうでなければ、家の中で新聞を読んだり、音楽を聴いたり、部屋を掃除したりして過ごす。毎晩八時頃にベッドに入り、五分くらいで眠りにつく。

 

●「私は楽しく暮らしていると感じるよ」。呉大友さんは楽観的だ。カレンダーには忙しい活動予定が書きこまれている。社会奉仕に熱心な呉大友さんの毎日が窺われる。

 

上手に一人暮らしをする法

人に頼らず、よく働き、よく頭を使う
 
高齢者は考え過ぎない方がよい。もしいつも自分が老いてゆくことを心配していると、恨みつらみの感情ばかりが生まれてしまうから。
 
長寿の秘訣は別にない。簡単に言えば、人に迷惑をかけないこと、できるだけ自分で自分のことをすること、よく働き、よく頭を使うことである。年老いて一人暮らしになった時、外食も少な目にし、さまざまなことに心を乱されることなく、人についてあれこれ言わないことだ。
 
もっとも大事なことは、限られた人生において、貪瞋癡を心に生じさせないこと。欲望が少なければ毎日よく眠れる。
 

●「肺結核にかかった時、慈済ボランティアは驚いて逃げもせず、逆に看護してくれた。健康が回復した後、慈済委員の訓練を受け、委員の認証を受けた」と呉大友氏が語った。

 

 

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