慈濟傳播人文志業基金會
態度が良ければ正しいのだ 自我駆動力を発揮する
人は誰でも自分を変えるスイッチを持っているが、
自分が希望しない限り、他人が外から作動させることはできない。
「自覚」に始まって、自分を奮い立たせるソフトを取り付け、
内に秘める巨大な力で動かすのである。
 
 
作者のプロフィール
かつて大型企業の専門経営者とした。
管理と教育の仕事に30年従事し、
現在は企業管理顧問会社の代表取締役を勤める。2008年ネプチューン論壇教育サイトを設立し、2018年ネプチューン学習顧問株式会社を創立した。
 
エマという二十四歳の女性がいた。父親は彼女が英語をしっかり勉強することを望んだので、表向き父親の言うことを聞いて、大学の試験も何とか合格するだけの努力はした。また、父親が第二外国語を学ぶことを希望したので、二年間日本語を勉強したこれには興味が湧かなかった。
 
或る日突然、エマは自分から韓国語を習いたいと言い出し、自分で申し込んでお金を払い、家に帰って自習したり韓国ドラマを見て勉強を始めた。そして暫く後、韓国の会社に就職し、勉強した韓国語を役立てた。
 
それが自分を駆り立てる力、即ち自我駆動力である。誰でも持っているのであるが、重要なのは、チャンスが訪れる前にその準備ができているかどうかである。
 
実践科学者によると、人は誰でも自己変革をするスイッチを内に秘めているが、自分自身が変革を望まない限り、外部から他人が彼を変えることは出来ない。これは自我駆動力の重要性を説明しているが、自分で設定してこそ、この巨大な力を使用することできるのである。もう一方、他人と接する時、相手に自覚を促して、自らの意志で調整したり変革を望ませることしかできないのだ。
 
更に例を挙げると、宮本武蔵は日本の江戸時代初期の剣術家、兵法家、芸術家であり、「二刀流」で世にその名を轟かせた。
 
しかし、十七歳以前の武蔵は単なるチンピラに過ぎず、いつも喧嘩早く、郷里では悪名が轟いていた。後に関ヶ原の戦いで危く命を落としそうになって、九死に一生を得てから人生の恩人である沢庵和尚に巡り合った。和尚は武蔵に自覚を持たせるために、千年杉に縛り付けて自省を促した。しかし、凍て付く寒さの中でも武蔵は覚りを開かなかった。その後さらに、天守閣に閉じ込め、長い時間を掛けて反省させようとした。
 
和尚の忍耐強い教えによって、武蔵はついに生命の意義を悟った。二十歳に成長した武蔵は、武者修行を志し、道の遠きも恐れず、日本各地を巡って名門道場の門を叩いて名師を尋ね、謙虚な態度で切磋琢磨して武芸に精進した。
 
長期間の武者修行で武蔵は、剣術、心法、実戦のすべてに精進と腕前を上げた。彼の武者修行中に一句の名言が残されている。「我以外は皆我が師なり」それが彼がなし得た真実である。彼は道端で尻尾を振っている犬を見ても、剣法の悟りを得るほど真剣に学習した。
 
日本著名のリーダーシップ育成の松下政経塾はその精神は「あらゆる事は研究と学習次第」と言っている。
 
エマと宮本武蔵のストーリーは私たちに、大部分の人は始めから自発的になることは不可能であるが、試練と縁、衝撃を受けた後、そのチャンスにしたいことやすべきことをすれば、成果を出すことができる可能性は大いにある。
 
作者・高明智
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この二十年来、多くの大企業は管理者たちの核心能力を見つけようとしているが、自我駆動力もその中の一つである。
 
その原動力はどこから来るのか?それは趣味、自省,自律、願力、決心、縁などの分野で、生存競争の社会の中で自分に対する挑戦することで成功経験を積み重ねるのである。その気さえあれば、縁が成就した時、その種は芽を出す。
 
プリンターを買った時、コンピューターには駆動ソフトをダウンロードしなければ、プリンターは作動しない。それと同じ道理で、人が頭の中に自我駆動力を発揮するソフトを取り入れなければ、物事を処理する時に順調に作動させることはできない。
 
自分にそのソフトを取り入れるには、先ず、「自我管理、自我精進、自省、自我激励」という四つのことから始めれば、様々な状況に対応することができ、その駆動力を作動させることができるようになる。自分をコンピューター、または車、飛行機だとしたら、それがどんなタイプの交通手段にしろ、スピードや効率が違っても、新たに自我駆動力を備え付けさえすれば、自分が成就させたい心願や目標を達成する能力を有することができるのである。
(慈済月刊六二二期より)
NO.266