慈濟傳播人文志業基金會
二〇一九年度 執行長のあいさつ
慈済の会員、友人の皆様:
 
 春爛漫のみぎりに新年度の始まりを心からお慶び申し上げます。   
 
 「生命を尊重する愛に感謝しよう。
  互いに尊敬し、争わなければ、福縁が訪れる」
 
 謹んで證厳法師からの今年の御言葉を届けると共に
 私達一同、心より感謝の意を申し上げます。
 皆様の支援のお陰で、台湾は愛と善を宝とする島となり、
 慈済基金会は創立から五十四年目を迎えました。
 
 
二十年前の921大地震の時、慈済は震災復興事業で五十一校の小中学校を再建しました。それ以来、台湾の学校建築の安全性に目を向け、「減災希望プロジェクト」を手がけてきました。これまで、二十六校の老朽化した小中学校の校舎の建て直しを終え、今後も必要に応じて支援を続ける所存です。
 
そのほか慈済は台湾の弱者家庭を支援しています。毎月二万四千世帯余りのケアとして家計や住環境の改善、教育や医療における緊急支援などの補助を行っており、高齢者や幼児のケア、一人親家庭の支援など、皆様からの愛の支援を台湾に根付かせています。
 
また国際社会を眺望しますと、シリア難民が危険を冒してトルコ、ヨルダン、セルビアなどに避難しています。慈済は食事や施療の提供、学校の建設と教育支援、職業訓練などの方法で、百万人近い難民を支援してまいりました。更にトルコに避難しているシリア難民の子供は年間三千人を数えますが、慈済の設立した学校で教育を受けて学歴を取得するなど、台湾からの大愛を受け入れて希望を取り戻すようになりました。
 
台湾では昨年二月六日の花蓮大地震や八月二十三日の熱帯性低気圧水害、プユマ号脱線事故にいち早く対応して援助を行い、また海外では、世界有数の食糧庫であるミャンマーへの水害後の支援、メキシコへは地震後の学校の再建、アフリカ八カ国にわたる長期的な貧困支援等、私たちは終始、努力して参りました。これからも皆さんの期待に背くことなく、お預かりした志で以て「直接的に、重点的に、尊重し着実に即刻」という方針の下、世界中で援助を必要としている人々を支え続けてまいります。
 
新たな元号を迎えるこの一年が日本の皆さんにとって平穏で目出度い年となりますよう、心よりお祈りいたします。
また、慈済の世界中での活動状況が分かる慈済公式LINEへの加入をお待ちすると共に、
慈済が永続的に発展し、大愛の川がいつまでも流れ続けるようご支持をお願い申し上げます
 
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慈済慈善事業基金会執行長 顔博文
(慈済月刊六二七期より)
NO.268